2009年11月20日

横浜サイエンスフロンティア高校 入学後の追跡D



A代ゼミ高1模試、数学200点満点

Kくんには、もうひとつエピソードがある。
上記のように、数学で満点を取ったのだ。
マークシートではない。
記述で、だ。

10月。
学校のテストも近くないし、予習のストックもある。
授業でわからないこともない…
「じゃあ、センター試験の過去問でもやってみるか。」
と2回ほどセンター試験の問題を取り扱った。
数TAで、三角比・平面幾何のみ演習不足のため、省いて70点満点でやってみた。
初めての形式。
Kくんは、戸惑っていた。
解けるはずの問題も計算ミスで落とす。
以前のKくんなら、
「計算ミスしただけだから、本当は理解している。」と思っていたに違いない。
しかし
「計算ミスするとは、重罪です。自分にムカつく。こんなんじゃ、理系として恥ずかしい。」
「考え方が合っているのなら、勿体ないことをしました…」
と。
私が指摘するまでもなく、自分自身で分析・反省を加えられている。
そうだ、考え方、方針、合ってるんだよ。
そのまま、演算できていれば、70点満点だった。
わからない問題はないのだ。
Kくんは、早くも高1でセンターレベルまで駆け上がってきているのだ。

このときの反省・想いがあったからなのだろう。
模試においてのノーミスは。
どんなレベルの問題だとしても、完璧にノーミスでというのは褒めてよい。

Kよ。
きみの登山は始まったばかりだ。
きみが目指す頂上は、はるかに先だ。
しかし、きみにはその頂上に迫ることができる資格がある。
それは、「謙虚さを持っている」ということだ。
自分はまだまだだと思えるということは、まだまだ伸びる余地があるということだ。

Kくんは、現在、年内に、1年生で習うカリキュラムをすべて終わらせるべく、
副室のものすごいスピードの授業についてきている。

Kくんの戦いはまだ、序盤戦。
これから、何度も挫折を繰り返し、Kくんの目指す頂上へと進んでいくだろう。

どんな場面においても、忘れてほしくないのは、「初心」だ。
この半年間で叩き込んだ知識ではないもの…
副室Kの精神(スピリッツ)を絶対に忘れるな。
そうすれば、日本最高峰にも到達する…かもしれない(笑)。

Kくんの「へんたい」への軌跡は、また後日報告できるといいなと思っている。

終わり。
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2009年11月17日

横浜サイエンスフロンティア高校 入学後の追跡C


8月。
夏休みになると、どこの予備校でも塾でも夏期講習を行う。
数学への意欲を取り戻していたKくんは、私が提案した週4コマペースを快諾。
「とにかく先へ進みたい。新しいことを習得するが楽しい。」
横浜サイエンスフロンティア高校を目指して受験勉強をしていた頃のようだ。
ギラギラ感が戻ってきた。
講師の一言一句を聞き逃すまい、という執念。
出来るだけ自力で理解したい、という気迫。
1回は80分の授業で、教科書10ページ分以上進んだ。
(私の授業スピードについてこられた生徒は、必ず偏差値60は越えます)
夏期講習中で、年間カリキュラムの11月分まで終了した。
スピードもそうだが、理解の深さも私が満足のいくレベルに近づいていた。
毎回のように小テストを行っていたが、その問題は大学入試問題にしてあった。
大学名も告げた上で、Kくんに取り組んでもらう。
たとえば、「2000の2000乗を12で割ったあまりはいくつになるか」という問題。
早稲田大学の問題だが、Kくんは、正解に限りなく近い答案を書き上げた。
問題によっては、まだまだきついものもある。
20分もうなっていたこともある。
しかし、これではっきりしたことがあった。
Kくんは、これから、高校数学に立ち向かえる。
先に思考力がついてきていたのだ。
その思考力を表現する技術がつたないだけなのだ。

「K、教科書以外に問題を解きたいなら、4STEP(という有名な数学の問題集があります)を完璧にやりこむこと。」
ここまでの思考力がついていれば、問題集の解答を読み込んで理解することもできる。
わからないことを絞って質問をすることも可能だ。

Kくんの4STEPに書き込みが増えてきた。

9月。
9月の半ばに、前期期末試験。
「K、テスト対策は必要?」
「いりません。自分で問題集をやりこんで、わからないところだけ聞きます。」
前回、6月のテストで右往左往していたヤツはどいつだ?(笑)
別人。
本当に問題集をやりこんでいるかどうかは、質問してくる部分・内容でわかる。
やっていない生徒は、質問やわからないところが大雑把なのだ。
Kくんは、緻密にやりこんでいた。
もう死角はない。
自信を持ってテストに行って来い。

結果は、95/100
「前回のテストより簡単だった。」
とKくん。
それは、きみの学力が上がったからなのだよ。
そして、学年3位。
きみが、
「友達はみんな頭がいい。天才・秀才ばっかりだ。」と評していた友達をいつの間にか、抜いてしまったのだよ。

この結果に慢心しなかったKくんは、更にすごい結果を出すことになる。

つづく。
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2009年11月16日

横浜サイエンスフロンティア高校 入学後の追跡B


テスト結果は、悲惨だった。
平均は超えたものの、今まで見たこともないような低い点数だった。
テスト後。
Kくんの中で何かが変化した。
「テスト後から正式に、副室から数学を習いたい。」と。

テスト後から新単元である「2次関数」に入ったところだ。
まず、学校の授業の先取りをし、授業中の不愉快さを少なくすることから始めた。
授業の予習をしておくと何がいいのか。
授業中に「板書マシーン」になる必要がない。
先生の板書をスミからスミまで書く必要がなくなる。
そのことによって、先生の説明・解説を聞くことに集中できる。
どんどん理解が深まっていくのだ。

Kくんは、中学時、このスタイルで成功している。
高校でも、同様の効果が期待できる。

7月。
塾で予習 → 学校の授業を聞く → 不明点のみ質問する。
理想的なスタイルが確立して、進度に対する問題はクリアした。

次は、書式にこだわっていくことにした。
途中式・答案の書き方である。
採点をする人に対して、自分がどれだけの理解をし、どのような論理展開をしたのかを伝えられる答案を作ることを目標にした。

1.数式だけの羅列にならないこと。
 「つまり」や「よって」、「○○という条件より」などの言葉も適所で使えるようにする。
 解法が一本の道筋として浮かばないといい答案は作れない。
2.計算ミスは重罪。
 私は、受験生に「計算ミスしたら殺すよ」と常々言っている。
(小耳にはさんだKくんは、笑って聞き流していたらしい。)
 正確な計算力がなければ、正解にたどりつけない問題をテストしはじめた。
 最初は、ボロボロ。
 私の途中式と自分の途中式を見比べて、Kくんは何かをつかんだらしい。
 この後のKくんは、計算ミスによる失点に強い意識を持ち始めた。
3.公式や解法の丸暗記はしない。
 「なぜ?」「どうして?」と、公式や解法の成立過程にも注目。
 暗記せずとも導き出せるものは、自力で証明を加えていった。

この時期は、中学までの数学に対する姿勢を改めることに費やした。
中学までなら、理屈がわからなくても暗記や何となくで解けることも多い。
計算の複雑さもたかが知れている。
中学までが富士山への登山だとすると、高校からはエベレストへの登山のようなものだ。
装備も心構えも違う。

Kくんは、エベレストへの登山装備が完了した。

つづく。
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2009年11月14日

横浜サイエンスフロンティア高校 入学後の追跡A


5月。
さすがに、横浜サイエンスフロンティア高校。
学校の授業スピードは、速い。
そして、カリキュラムは独特だ。
普通の数TA、UBなどの区切りではなく、単元・内容で切ってある。
カリキュラムによると、どうやら、高2終了時までに、数VCまで全てを終了させるらしい。
Kくんは、本格的な高校数学のボリュームとスピードに、目を白黒させているようだった。
授業中の板書を写すことで、精一杯。
じっくり理解する暇もなく、次の例題に進んでしまう。
「これ、みんなわかるよね? 解説しないから。」
と飛ばされてしまう問題もあった。

理解できていない。

復習しようにも、できない。

授業は進む。

わからないことが積み重なる。

負の連鎖だ。
どこかで、この連鎖を断ち切らなければ…

6月。
ちょうどよいタイミングで前期中間試験になった。
高校生になって初めての定期テスト。
Kくんから、やっとSOSが出た。
「数学がわからない。テスト、ヤバイと思う…」
ここだ!
連鎖を断ち切るならここしかない。
テスト前に、臨時で3回ほど授業をすることになった。

中学時に、5段階評価の5を取っていた、得意なはずの数学…
「数学、ヤダ。わからないし、解けないし、無理だ。嫌いになりそうだ。」
Kくんのプライド・自信は壊れかけていた。

副室Kは、ここで追い討ちをかける。
「なんとなく、例題をなぞって、まねをして解こうとしているよね?
この問題の大切なポイントって何かつかめていないよね?
だから、いくらやってもできるようにならないんだよ。」
「一つ一つの解法があいまい。
この問題はこう解くけど、こっちは、違う解法になってるよ。
解法に一貫性がないね。」
「計算ミスしただけっていうけど、それって、理系として終わっているよ。」
「与えられた式をなんとなく足したり引いたりするの、やめなよ。」
「私の書いた途中式と自分の書いた途中式を見比べてごらん。
自分の解法にどれだけの無駄・回り道があるかわかるよ。」
「問題の難易度、まったく見えていないね。
難易度を見極めるためには、出題者の意図がわからないとね。」

Kくんにとって、耳が痛くなるようなことばかりだったと思う。
普通の高1に対しては、指摘しないようなことまで、指摘した。
それも、かなりきつく言った。
それは、Kくんに、高校数学に対して「謙虚」になってほしかったからだ。
中学までの自信・プライドを捨てて、ゼロからスタートしてほしかったからだ。
きっと、Kくんならわかるはずだ。

つづく。
posted by MJ at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

横浜サイエンスフロンティア高校 入学後の追跡@



高校1年生が、入学式を迎えていたのが、ついこの前のような気がしていた。
しかし、もう半年以上経っている。

以前、ブログの記事で、横浜サイエンスフロンティア高校に合格したKくんの話を載せた。
(高校受験合格体験記その3、3月末ごろの記事だ)

彼の追跡記録である。

彼は、「へんたい」への道を着実に一歩踏み出した。
※ひらがなの「へんたい」の意味は、3月末の記事で定義してある。
興味のある方は、読んでみてください。

@前期期末テスト(9月)、数学、学年3位!

4月、入学直後にテストがあった。
結果、偏差値50、つまり学年のちょうど真ん中ということだ。
中学の内申と入試の得点から考えても、妥当なところなのであろう。
さすがに、横浜サイエンスフロンティア高校…
港南台第一中で43/45の内申を誇っていたKくんでも、真ん中。
どれだけの天才・秀才がごろごろしているんだろうか。

その中で、9月の定期テストでは、学年で3位(数学)という結果を残した。
真ん中くらいだった、Kくんが学年の上位に駆け上がった軌跡を記録する。

入学直後。
数学には自信を持っていたらしく、「塾は英語だけで大丈夫。自分でやってみたい。」と。
確かに、高1の始めは計算が主である。
展開・因数分解・平方根など中学でしっかりやっていれば、一見、問題はないはず。
どこまで、自力でやれるか。
Kくんは、自分で決めたことは、やってみないと気がすまない生徒だ。
だから、下手に説得などせずに、ほうっておくことにした。(自主性に任せるとも言う)
が、副室Kは、不安であった。
「公立トップ校での挫折」でも記事にしたように、中学までの自信は、砕けるものなのだ…

そして、以前から気になっていたことが一つ。
Kくんは、「計算」を軽視していた。

「計算」の軽視…
答えは合っている。しかし、途中の計算過程が雑然としているのだ。
う〜ん、うまく表現できないのだが、
計算ミスを誘発するやり方、書き方というのだろうか…
とにかく、与えられた数式を、ごちゃごちゃいじくりまわして、答えを出している、そんな印象を受けた。
高校受験程度であれば、それでもいいのかもしれない。
しかし、Kくんは、横浜サイエンスフロンティア高校である。
理系のスペシャリストになりたくて、入った高校である。
理系である以上は、数学の素養は必須なのだ…

こういうことは、言われて修正できるものではない。
自分がミスを繰り返して、悩んで、克服しなければ! と思ったときに初めて修正できるのだ。

何事にもベストなタイミングはある…
Kくんが悩むまで待つか…

つづく。
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2009年11月12日

塾講師のアタリ・ハズレB


C向上心がある

生徒は、日々進化する。
その成長速度には、いつも驚かされる。
いつの間にか、ぐっと大人びて、発言がしっかりしてきたり、
質問が絞れて的確になっていたり、自主性がでてきたり…
子どもって、勝手に育つんだなあ…と思う。

生徒が成長しているのだから、講師も進化を遂げなければならない。
昨日よりも今日、今日よりも明日…

わが横浜トータルアカデミーの講師には、「向上心」がある。

授業終了後、遅くまで残っている。
それは、テキストの研究をしたり、テスト対策のプリントを作ったり、
カリキュラムを修正したり、「教え方」を先輩に聞きまくったり、
自習で残っている生徒の質問や悩みに応えたり…
講師自身も日々悩み、最善の方法を探り続けているのだ。
「どうしたら○○くんにテストの点を取らせることができるんでしょうか?」
「私の持つ技術では、●●さんに満足な説明ができなかったのですが…アドバイスお願いします」
と不安・疑問を持ち、泣きそうになるのが普通だ。
何人もの講師や教室責任者(室長)が顔をつきあわせて、ああでもない、こうでもないと
作戦を考え、準備をしている。
こうやって試行錯誤を続けている講師は、プロ・学生問わず、アタリだ。
Kは、悩まない講師はバカだと思っている。

実際、MJは悩み多き男だ。
「塾長の授業」なのだから、効果があって当たり前。すごいはず。
というプレッシャーは並大抵ではない。
一流講師としてのクオリティーを期待され、その期待にしっかり応えなければならない。
悩むはな、そりゃ。
さらに、
MJはある意味で完璧主義である。
一回一回の授業で少しでも納得のいかない部分があると、許せないらしい。

落ち込み

反省

リベンジに燃える

向上心スパイラル。

生徒とともに日々進化を続ける、MJ率いる横浜トータルアカデミー。
うちは、アタリです!(笑)
(っていうか、ハズレ講師はクビしてますから…)

終わり。
posted by MJ at 13:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

塾講師のアタリ・ハズレA



B子どもが一目置いている

いい講師は、「怖い」。
「怖い」といっても、
怒鳴ったり、机などを叩いたりして威嚇することではない。
ニコニコしていても、口調は穏やかでも、なんとなく
「すごみ」があるのだ。
隙がないといってもいい。
教え方、指導方針、それに伴う結果に絶対的な自信を持っているため、
授業中の一言一句に重みがあり、よどみがないのだ。
生徒に対して、
「怖い」という印象を与えかねないほどだ。
「怖い」からといって、その講師が嫌いではない。
半ば恐れながら、半ば「スゲー」と感じている。
生徒と講師のその距離感は大切である。

一方、「話しやすい、親しみやすい」講師は、
Kから言わせれば、二流だ。
一昔前の個別の塾にありがちな、「化石講師」だ。
もう、そんな講師では結果を残すことはできない。
始めはいい。
授業は楽しいし、先生に質問しやすいし、いろんな話ができるし…
そのうちに、双方に「馴れ合い」というものが降りかかってくる。
生徒と講師の間に、距離がなく、まるで「友達」のようになってしまう。
もっと症状が悪化すると、
生徒が講師をバカにするのだ。
面と向かってバカにするような発言があるわけではない。
が、常習的に宿題を忘れてきたり、講師の指示を大切なものに思えなかったり、
方針に従わない態度をとったりする。
もちろん、成績が伸びるわけがない。
これでは、塾に通わせている意味はない。
これは、生徒が悪いのではない。
バカにされるような、講師が悪い。

(Kは、「怖い」そうです(笑)
その怖さは、手加減が出来ないことが原因のようです。
要求水準が高いとも言います。
その生徒に手が届くか届かないかのギリギリ限界に目標を設定しているため、
精一杯努力をしないと、Kの授業には付いて来られないのだと思います。)

一流講師には、なんとなく、いいようがない「怖さ」があるものなのだ。
お子さんに尋ねてみてください。
「あなたの先生は、怖い?」と。

つづく。
posted by MJ at 09:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月09日

塾講師のアタリ・ハズレ@



個別の塾に通っている方、通わそうか迷っている方、必見。

自分の担当の講師があたりかはずれか。
あたり講師の条件を挙げる。

@ストラークゾーンが広い。
一流の塾講師なら、中学生の5科目はできて当たり前だ。
5つの中に、得意・不得意はあるにせよ、質問くらいには対応できる。
科目数の対応力の次に来るのは、学年である。
下は小1〜上は高3・浪人まで。
一流なら、小1にも対応できるし、高3大学受験生も大丈夫だ。
そして、男女。
男性講師で男子生徒しかダメとか、女性講師で女子生徒しかダメとか。
一流講師なら、性別は不問だ。
成績による切り口もある。
学歴の高い講師ほど、苦手な生徒を上手に導くことができない。
一流講師なら、成績が悪かろうがよかろうが関係がない。
最上位の学校を狙うにしても、赤点を取らないことを目標にしても対応してくれる。

ちなみに当塾主宰のMJは
中学生の内申1の生徒を4まで引き上げたり、
高3の夏まで一切勉強しなかった生徒を大学に入れたり、
神奈川の公立高校受験の独自入試の対策をしたり、
慶応大学の小論文の指導・添削をしたり
と幅広い。


A専門科目をもつ
1科目ないし2科目、マニアな科目があること。
マニアとは、知識面を言うのではない。
「知っている=教えられる」ではないからだ。
教え方、その単元でのポイント、板書のまとまり、テキストのレベルや使い方などに関して、教室責任者(室長)を凌ぐのだ。
つまり、その科目の「職人技」を持っていることだ。
「職人」かどうかは、わからない問題を質問に行ったときにわかる。
すっきりとした答えを即答してくれれば、一流の講師である。
「う〜ん…」
と悩んだり、説明がしどろもどろだったりするのは、授業がうまくてもごまかしがあるということだ。
授業は、事前に準備が出来るため、ボロが出にくい。
しかし、突然の質問に対応する場合、本当の意味での講師の力量が試されるのだ。
特に個別の講師は、生徒一人ひとりの違いに合わせて対処することを要求される。
その場での柔軟な対応力こそが、「職人技」である。
(これを、後輩に伝授していくのは、かなり大変…)

つづく。

posted by MJ at 10:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月07日

中学受験の成功条件D



こんな親だから受験に失敗するんだよ!

D公立中を馬鹿にする親

中学受験の最大の動機が「地元の公立中学が嫌だから」
という場合、危険である。
この評価は誰が下した評価なのか…
親が、地元の公立中を馬鹿にしたり、よくない評価をしたりすることは、受験にとってマイナスでしかない。
もし、万が一、受験に失敗したら、そのバカにしていた公立中へ行くことになるのに…
親側が、よくない評価をしていた中学に行かざるを得ない、子どもの心境は…

「地元の○○中学は、評判が悪い」
どんな評判なのだろう?
たまたま、ちょっと悪ぶった格好をしている生徒を見かけたのでは?
私立中学にも、悪ぶる生徒くらいいる。
荒れている?
ほとんど全員が、悪い生徒なのか?
どんな状態を「荒れている」と表現しているのであろうか?
(Kの中学時代は、校内暴力真っ只中でしたなあ…)

「公立中学では学力がつかない」
公立中学だから学力がつかないのではなく、学力がつかないのは他に原因がある。
公立だからという理由付けには、何の根拠もない。
ちなみに、公立の教師はみな教員採用試験というものをクリアしている。
Kの大学の同期のYは、横浜市の中学の数学教師になった。
そのときの倍率は、4人合格/120人中である。
公立の教師側だけに、学力が伸びない責任を押し付けないことだ。

「公立中学ではいじめがあるのでは?」
いじめは、どこにでもある。
人間が3人いたら、自然と1:2に分かれたりする。
公立中だからいじめがあるわけではない。
子どもに、きれいごとばかり言うのはやめてほしい。
いじめはある。
いじめられる側になるか、いじめる側になるかは、紙一重。
いじめがない環境を用意してやることが、子どものためではない。
いじめがある環境にいて、その対処法を知らなければならないのだ。

公立中が嫌だから、中学受験をする。
という方は、Kはお断りだ。
受験に失敗したときに、子どもにどう言い繕うつもりなのか…
その子の前途を思うと、せつなくなる。

中学受験をするなら、
その私立中に魅力を感じ、是非行きたいという気持ちがあり、
でも、一方で、受験に失敗して地元の公立中に進学したとしても、
そこで、生き抜いていけるようなたくましさを身につけるのだ、
という心構えで臨んでほしいと願う。

終わり(どこかで続きは書くかもしれませんが)
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2009年11月06日

中学受験の成功条件C



こんな親だから受験に失敗するんだよ!

C途中方針に口出しが多い。

よい塾では、中学受験の前日までを見越して、カリキュラムなり年間計画なりが立ててある。
目指している中学のレベル、傾向等を考慮した上で、さかのぼって、
現在、どんな状態でなくてはならないのか、
どんなことができていなければまずいのか、に基づいて授業を展開している。
(そうでない塾は、ヤバイです。)

それなのに
「このままで、大丈夫なのでしょうか?」と聞いてくる親がいる。
それは、大丈夫と言って欲しいのだろうか?
それとも…我々を信用できないということだろうか…
(大丈夫じゃない塾も正直あります。)

まっとうな塾講師であれば、
大丈夫かどうかは、わかりません。
間に合うかどうかは、わかりません。
お宅のお子さん次第です。
が、こちらとして、打てる方策はすべてやってます。
と言いたいところだ。
(適当に「間に合いますよ。大丈夫ですよ。」と安請け合いする塾は危険だ。)
間に合うかどうかは、
12年も育てた、親御さんのほうがよくわかるんじゃないですか?
とKは思ったりする。

もっとたちが悪いのは、
「あれをやってください。これもやってください。家庭学習をもっと出してください。」
と注文が多い親だ。
こちらが、カリキュラムに沿って、ある意図を持って進めているのに、
それを中断して、違うことをやれとは…

模試などで出来なかった分野が露呈すると、うろたえるのだ。
目の前にできないことがあると、どうしてもその単元に目が行きがちだ。
しかし、その単元の重要度は素人が判断できるものではない。
そこは、今、本当に出来なければいけない部分なのか。
後回しにするべきなのか。
こちらは、全体を見渡して、重要な単元・内容から定着を図っていっているのに…

中学受験に限らず、高校受験も大学受験も、完成までのプロセスが、
ジグソーパズルを作るのに似ている。
1000ピースもある破片をくみ上げて、一枚の絵にしていく、あれである。
まず、海にあたる青い破片を組み始め、
でも、難しくなってきて止めて。
次に、やしの木を作ってみるか。
つぎに、そこにつながる、白い砂浜の部分を作っていって…
といった具合に、いろいろな部分をバラバラに作っていく。
そして、最後に、ある程度組みあがっているパーツを組み合わせていくのだ。

我々プロは、その一枚の絵の完成形が見えている。
どの部分をどのくらい組み上げているのかは、見えにくいかもしれない。
しかし、最短の組み上げには、順番や程度があるのだ。

受験に対しての心配や不安は相談していただいて結構だが、
授業の内容については、口出しをしないでいただきたい。

口出しをする=塾を信用していないということだ。
自分の大切な子どもを預けるのだから、
本当に信用の置ける塾をとことんまで探すべきだと思うが。
その際に大切なのは、
合格実績でもなく、カリキュラムでもなく、
実際に現場で教えてくれる講師の人間性だ。

その人に「賭け」られるかどうかだ。
「賭け」るなら、できるだけ勝率の高いものに賭けたいものだ…

posted by MJ at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

中学受験の成功条件B


こんな親だから受験に失敗するんだよ!

B「教えよう」と意気込む。

Kは数学・算数が専門なので、中学受験算数について、特に申し上げたいことがある。
算数は、素人が手を出さないほうがいいと。
もし、どうしても教えたい、教えなければならない状況の親御さん、
受験算数が網羅されているテキストを1冊、ご自分で解いてからにしてください。
さらに、注文をつけると、
子どもが通っている塾の教え方で解いてください。
それが、無理なら教えないでください。
算数には手を出さないでください。
余計なことされると迷惑なんですよ。

まず、教えるというスタンスが気に入らない。
「一緒に考えてみよう」でどうしていけないのだろうか?
Kは、10年以上塾講師をやっているが、解けない問題はある。
特に、別の塾で使っているテキストやプリントを持ち込まれて、
準備一切なし、その場で解け、といった場合、解けないこともある。
日能研やサピックスの上位クラスの問題はきつい。
解答はできるが、子どもに理解してもらえるようにポイントをつかむまでに時間がかかるのだ。
そんなときは、子どもと一緒に条件を整理しながら、ああでもないこうでもない、一緒に考える。
そのうちに、子どもが「ああ、わかったぞ。」と勝手に解答を始めることが多々ある。

それをご家庭でもやってくれればなあ…と思うのだが。
教えようとするから、反発もあるし、うまくいかない。
一緒に考えてはどうだろうか。
テレビのクイズ番組を見ていて、一緒に問題を考えたりするではないか。
あの感じでいい。
問題の解き方などたくさんある。
解答にあるような、スマートで最短距離な解き方だけがすべてではない。
試行錯誤を繰り返すことによって、思考力の鍛錬にもなる。

熱心な親御さん、
是非、子どもの通っている塾の授業がどんなもんか見学に行ってください。
どんな風に教えているのか、塾の講師に聞いてください。
その解説、授業は、シンプルでわかりやすいかどうか。
テクニックでごまかしていないか。
わからないときに、何の手も打たずに「解法を暗記せよ」という指示をしているようでは、その講師はヤバイ。
わからない場合は、違うアプローチもしてくれ、それでもダメなら仕方がないが…
大人でさえ理解しにくいような説明が、子どもに通用するわけがない。

まあ、子どもに聞くのが一番だが。
「塾の先生、わかりやすい?」と。

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2009年11月03日

中学受験の成功条件A



こんな親だから受験に失敗するんだよ!

A模試の結果に一喜一憂しすぎる。

模試って何のために受けるのか?
合格可能性を探るため、がまず第一なのはいい。
しかし、失敗する人は、それだけなのだ。
第一希望中学への合格可能性が30%だ…
このままでは受からない。
志望校を下げるべきか、滑り止めはどうするべきか。
そんなことばかりごちゃごちゃ言って、肝心なことがおろそかだ。

Kが考える、最も肝心なこととは…

誤答分析。
これが今後への布石になる。
漠然と「反省」は誰しもがする。
しかし、本当に必要なのは「反省」ではなく「分析」だ。

間違えてはいけない問題を落としていないか。
五分五分の問題はどのくらいの割合でとれているのか。
対策をした分野に対しての定着度はどうか。
難問が取れていたなら、それはまぐれではないのか。
間違えてしまったものは、どのようにしてその解答に至ったのか。
解答するまでのプロセスはどうか。
問題用紙に残された、テスト中のメモからわかることはないか。
(いたずら書きなどあったら、集中力に欠けているし、問題文に線を引くように指示しているのに引いていないことも見つかるし、計算ミスの箇所も見つかる)
そして、その一つ一つの誤答の理由は何なのか。

誤答分析はなかなか素人がやれるものではない。
できれば、信頼している塾の講師に分析をお願いすることだ。
プロなら、上記のような観点を持って誤答分析をし、今後の学習に生きるようなアドバイスをしてくれる。

もし、アドバイスが
「がんばりましょう。」などという非具体的なもので、
「講座を増やしたほうがいいですよ。」などという商業目的なものなら、
その講師は怪しい。
経験が少ないか、頭が悪いかである。
(私なら、そんな塾に自分の息子を預けたりしない。)

模試の結果に一喜一憂して、子どもにむやみに動揺を与えたり、プレッシャーをかけたりしている親は、ダメ親だ。
どーんと構えていて欲しい。
よければ
「よくがんばったね。」と。
悪ければ
「どうして悪かったのか、ちゃんと分析して次に生かそう。」と。
詳しい内容の小言は塾に任せて、親は褒める役割を演じてくれればいいのになあと常々思う。
塾でも叱られ、親にも叱られでは、八方塞ではないか…

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2009年11月02日

中学受験の成功条件@


「勉強法の真実」というくらいだから、
「真実」を述べて辛口になってもいいだろう。
本当に、言いたいことを書く。


こんな親だから、受験に失敗するんだよ!

というテーマで、何回か書きたい。


@中学受験の主体が親である。

うまくいかない受験生の親御さんは、たいてい「積極的」で「熱心」である。
悪い意味で。
まず、
「○○ちゃん、中学受験してみる? してみようね。」
と、子どもの意思をほとんど確認せずに、中学受験することを、親が誘導して決めているのだ。
まあ、こういった「積極的」な親の子どもは、必然的に「消極的」になってしまうのだが。
親が先回りして何でも決める状況では、子どもの意思などあってなきが如しである。
何を言っても、親の言うとおりになる。
自分の意思・意見など、通ったためしがない。
何かを言うと、100倍になって返ってくる。
「何でもいい。どうでもいい。」
という投げやりな態度をとりがちな子どもは、親の意見に反抗するのすら疲れてしまっていることが多い。
「やる気がないんです…」
と相談に来るケースは、親主体で何でも決めている家庭がほとんどである。
本人に任せていたら、何も決まらないし、時間がなくなる…
そんな意見もあるだろう。
Kは思う。
ほっとけよ。
子ども、いくつなんだよ?
そんな風に育てたのは誰なんだよ?
と。
時間がなくなって、困るのは子ども本人だし、受験で苦労するのも本人だし、合格という結果も不合格という結果も本人が受け止めなければならない。
なぜ、本人に考えさせないのか?
なぜ、本人に苦労させないのか?
なぜ、本人の成長を阻害するのか?
なぜ、選択肢だけ与えて、本人に判断させないのか?
なぜ、本人が結論を出すまで我慢強く待てないのか?

親御さん、あなたたちは、子どもより先に死ぬんですよ。(普通は)
親が死んだあと、子どもがひとりで立派に生きていけるように育てるのが子育てですよ。
常に
「もし、私が明日死んでも、この子はたくましく生きていける。」
という思いを持っていますか?
子どもは親の所有物ではない。
子どもには必ず意思がある。
子どもが
「中学受験してみようかな」
「算数がわかりにくくて、困ってるんだけど…」
などと言うまで、待つ。
子ども主体。
これが、中学受験で成功する第一条件だ。

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2009年10月30日

できない子


Kには5つ下に妹がいる。
Kが小6のとき、妹、Aは小1。

小1では、国語の教科書の音読という宿題が出ることが多かった。
(今でもそうだろうか…)
おうちの方に、音読を聞いてもらって、判子かサインをもらって…といったものだ。
うちは、共働きだったので、妹の宿題等はKが面倒を見ていた。
Aが音読を始めた。
が、何かがおかしい。
私は気づいてしまった。
Aは教科書を読んでいない。
耳で聞いたものを暗記してそれを暗誦しているのだ。
音読の行と、教科書のページがずれているのだ。
「……ストップ…。じゃあ、ここになんて書いてあるか読んでごらん。」
Aは真っ赤になって黙った。
やっぱりそうか…
文字が読めてないんだ。
念のため、その文字が書けるかどうか試してみた。
予想通り。
書けない。

母親に報告をしたところ
「いいわよ。ほっといて。
 そのうち出来るようになるから。
 暗誦できるなんて、逆にすごいけどね(笑)」
と何も心配をしなかった。

妹、Aが中1のとき。
日曜日から土曜日までを英語で書くというテストが明日に迫っていた日のことだ。
たった、7個ではないか。
夕食後、単語練習を始めた。
数時間後。
母親が、私の部屋をノックした。
「ちょっと勉強をみてやってほしい」と。
は?
単語7個覚えるだけでしょ??
不審に思いながらも、妹Aの様子を見る。
数時間かかっても、7個の単語のスペルが完全に覚えきれないのだ。

このときも母親は
「まあ、ある程度書ければいいわよ。
 本人が、出来なくて恥ずかしいとでも思ったらやるんじゃない?
 それより、英語、嫌いにならないでほしいなあ。」
とのんきであった。

この妹のおかげ(?)で、単語が覚えられなかったり、国語の教科書が読めなかったりする生徒がいても、びっくりせずにすんでいる。
そして、この母親のおかげで、「時期を待つ」ことの大切さも知った。
実際、妹は普通の高校に受験で合格できたし、
バイトや仕事の面接で落とされたことはないし、
仕事で大きなミスをしたことはないし、
結婚したし、
旦那さんのご両親に好かれているし、
もうすぐ子どもを産む。
すごくまっとうな人生だ。

妹Aくらいであれば、障害ではない。
時期が来たら、ちゃんと人並みにできるようになる。
社会生活も営める。
だから、焦ってはいけないのだなと。
その子が伸びる時期って、確かにある。
伸びる時期を見誤らないように。
伸びる素質をつぶさないように。
日々心がけていることだ。

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2009年10月29日

塾長 MJ その2


K、風邪を引きまして、更新が遅れました。


Kが前の会社を辞めた経緯は、以前ブログに載せた。
では、なぜ、MJの横浜トータルアカデミーを選んだのか。

MJは「研修」と称して、Kの前の会社に数ヶ月勤務していた。
その際に、ちょうど、Kのいる教室に来ることが多かった。
MJは、新参者ながら、ほんの1〜2週間で、生徒・講師に溶け込んだ。
特に、生徒。
Kのいた教室には100名以上の生徒がいて、普通は名前と顔を一致させるのさえ苦労する。
ところが、MJは、瞬く間に生徒の名前と顔を一致させ、
それだけではなく、楽しそうに会話しているのだ。
そして、ご父兄。
進路についてや、家庭学習について、相談の電話がある。
Kが授業中のこともあり、MJが替わりに話を聞く。
聞いて、Kに伝達するのではなく、自分でアドバイスをして処理をしてくれるのだ。
大変助かる。
そして、その対応が、ご父兄に好評だった。

MJが港南台の教室に移ってから。
2月末の定期テストを終えた頃、成果が出なかった生徒がいた。
入会間もない、中2である。
入会間もないし、学年末テストはまとめのことが多いので成果が出にくい。
塾の業界では、それは常識的に言われていることである。
成果が出なくても仕方ないじゃんと。

しかし、MJは、その生徒とお母さんに、頭を下げた。
「申し訳ない。
 公立受験に必要な2年最後の内申をあげることが出来なくて。
 ○○さんは、がんばったのに。
 全部、こちらが悪い。
 3年では、絶対に内申をあげるから。
 信じてついてきてくれないか?」
言い訳を一切せずに、頭を下げ続けるMJ。
こりゃ、本物の「塾長」だ。

有言実行。
中3で、その生徒は、見事に結果を出した。
(ちなみに、直接担当していたのはKと、WKというスーパー講師だ)

結果に対して、言い訳をせず、頭を下げられる室長って、Kが知る中では少ない。
そして、必ず、リベンジする。
ここなら、きっと、生徒を悲しませることが少ないはずだ。
そう思って、横浜トータルアカデミーに決めた。

商売っ気はゼロ。
儲ける気持ちなんて、まるでナシ。
経営者としては、イマイチ。
でも、室長としては、かなり面白い。
そんな、MJを末永くよろしくお願いします(笑)


posted by MJ at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

塾長 MJ




実際、通ってもらっている生徒さん・保護者の方には、もうバレバレだが、
あえて、MJのキャラクターについて書く。
Kの見たMJである。

教室にいればわかるが、MJはしょっちゅうKに怒られている。
小言を言われている。
というのは…
MJは驚異的に物忘れが激しいのだ…
物忘れ防止のためにメモをするのだが、そのメモが見当たらない。
それを探すので1時間ほど無駄にする…
前回の授業の内容を覚えていないので、授業準備に時間がかかる。
予習が必要なものは、前日か当日、直前に予習しないと内容が思い出せない。
MJ曰く
「たくさん生徒を担当しているのに、いちいち、詳しい内容まで覚えていられない。」

これで、現代文・英語の偏差値が70を切ったことがないとは…
早稲田大学商学部とは…

MJは、暗記力ではなく思考力と工夫で大学受験を乗り切ったんだな…

MJは若年性アルツハイマーではないか…とKは疑っている。

物忘れが激しいだけではない。
一度、人の苗字を間違えて覚えてしまうと訂正できない。
「佐藤くん」なのに、ずっと別の苗字で呼んでいて、誰のことを言っているのか
さっぱりわからないことがある。
う〜ん…

実は、どこの塾の室長も似たり寄ったりであるので、Kとしては「またか…」といったところだ。
だいたい、評判のいい教室っていうのは、講師の質がいいのだ。
室長の能力ではなく、主任クラスが授業他、教室業務をしっかりやっているのだ。

では、室長に求められる能力とは?
ズバリ。
人を使いこなせる能力。
人を動かすことの出来る能力。
周りが助けたくなるキャラを演出する能力。
であり、自分が有能である必要はない。

MJは、「情けないキャラ」を演じている。
実は、腹黒いし、すごく計算高い(笑)。
Kや講師に
「室長は、忘れっぽいから、しょうがないなあ。自分たちで何とかするか。」
と思わせているのだ。
え?
計算なんかしてないって?
MJからの突込みがありそうだが、もし計算していないのであれば、天然。
室長としては優秀な室長だ。
Kも講師も、まんまと策略にはまり、今日もせっせと仕事をしている。

posted by MJ at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

やる気のない生徒C



志望している大学への手ごたえがまるでないまま、年が明けた。
Kは2月から、別教室への異動が決定し、引継業務も加わった。
通常の教室管理業務・新教室立ち上げ業務・後任への引継業務…
それに加えて授業だ。
AM9:00〜PM5:00まで新教室で仕事をして、PM6:30に間に合うように戻ってくる。
そして2コマ授業。
その後、講師とのミーティング等。
帰宅は12:00を過ぎる。
休日はなく、2週間連続勤務、3週間連続勤務は当たり前だった。

もちろんKがこんな状況の中で授業をやっていたことを、Tは知らない。
相変わらずマイペースだった。

Tの最後の授業後、Kは放心状態になり、床にへたりこんでしまった。
若い講師に支えられてやっと立ち上がる。
「鬼のK先生でも、倒れるんだ(笑)」
後輩たちに笑われた。
終わってしまった…というむなしさ。
何もしてやれなかった…という後悔。
本人の能力を最大限に生かしてやれなかった…
しばらく、立ち直れなかった。

室長のままでは、授業に専念できない。
室長と講師の両立に限界を感じ、会社を辞めた。

そしてここ、横浜トータルアカデミーにお世話になることにした。
横浜トータルアカデミーでは、存分に「講師」の仕事に専念させてもらえている。
(室長MJが健在ですから…)
講師80%、教室管理20%くらいの感じで仕事をさせてもらって、もう6年目になる。
講師として、たくさんの生徒を担当でき、貴重な面白い経験をさせてもらっている。

結局、Tは滑り止めとして受験した大学しか合格できず、
そこへ入学した。
滑り止っただけでもよしと思う反面、もっとしてやれたことがあったんじゃないかと。

ごめんな、T。
もし、当時のKが、室長でなく、
今のKくらいしたたかだったら、キミを、第一希望の大学に入れてやれたのかもしれない。

ただ、キミを担当したおかげで、今の生徒に悲しい思いをさせることが、少なくなったよ。


Tは現在、大きな企業に就職して立派に社会人をやっている。
ときどき
「飲みに連れて行けよ」というちょっと偉そうなメールが来る…

終わり
posted by MJ at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月24日

やる気のない生徒B



大学に行くか、行かないか。
大学に行きたいか、行きたくないか。

Tは、「何でもいい…」と消極的だった。
勉強は嫌いだから、あんまりしたくない。
でも、高校卒業してすぐに就職すると遊べないらしい。
専門学校に行くにしても、何も興味がわかない。
(正直、こうやって進路について悩んでいる方、少なくないと思います)
で、消去法で、「とりあえず大学行っておくか…」となる。

Tのモチベーションは最悪だった。
自分が大学に行きたいわけではなく、周りがうるさいから…と大学受験の勉強をスタートした。

塾の授業では、何かを覚えたり、理解したりと伸びる。
わかるようになれば、それなりに楽しいらしく、ご機嫌だ。
が、家庭学習をほとんどやらないため、次に塾に来ると「退化」してしまっている。
「前の授業でやったでしょ?」
とKに小言を言われる。
単語を覚えたり、用語を覚えたりという地道な作業が続かない。
すぐに、飽きてしまう。
その繰り返しだ。
時間だけがむなしく過ぎていく。
さすがにKも、弱った。
が、困ったときほど、「原則」に戻ろう。
受験は本人がするもの。
親や塾が何を言っても、本人がやらなければ合格しない。
よって、ギリギリまで待つことにした、Tがやる気になるまで。

しかし、無策で待つことは出来なかった。
考え付く方法をいろいろ試してみた。
宿題の量を増やしてみた。
自習に来させた。
単語・熟語のテストを毎回やって、暗記させた。
授業も出来るだけたくさん取ってもらった。
Tの母と連携して、遊びに行くのを阻止したりもした。

しかし、Tには、危機感が生まれなかった。
「何とかなるさ」
「落ちたら、フリーターでいいや」と。
その気持ちを変えることは出来なかった。

Kにも、Tだけに割くことができる時間がなかった。
室長の仕事をやりながら、受験生を抱えるのは、かなり難しいことであった。
満足な授業時間を確保してやれない。
自習に来ていても、あまり面倒をみてやれない。
自分の休日を返上して、授業を入れた。
最後まで、どうすれば、Tがやる気になるのか、もがいた。
どうにも出来ず、苦しかった。

つづく。
posted by MJ at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月23日

やる気のない生徒A



後日、Tは私のことをこう言っていた。
「このおばちゃんは、ヤバイと思った…
言うこと聞かないと、殺されるんじゃないかと(笑)」
いやあ、そんな脅したつもりはないが…
中3にとってみれば、怖かったのだろうか。
Tは、別人のように、課題を淡々とこなしていった。

公立高校に無事合格。
やれやれ…これで、卒塾だな。
ほっとしたのもつかの間。
Tの母から
「高校へ行っても続けます。K先生よろしくお願いします。」と。
うわっ、続けるのかい!?
それも、担当しろとおっしゃるわけですね?…わかりました…

Tの母は、私が担当してからTが明らかに変化したと言っていた。
親の言うことは聞かないが、Kの指示だけは守るようになったと。

このまま高校3年間ともくろんでいたところに、教室異動命令が。
Kが別の教室に異動することになり、そこでTは、塾を辞めた。

紆余曲折を経て、同じ教室に戻ったのが、T、高2の9月。
早速、Tは塾に復帰する。
が、やる気はなくなっている。
なくなっているどころか、中学時よりひどくなっている。
原付バイクを乗り回し、免停。
事故って免許取り消し。
髪の毛は金髪…
高校の成績も進級できるかどうか、スレスレ。
高校は遅刻・早退当たり前。
本当、問題児である…

まずは、高3に進級できるように、テスト対策を始めた。
しかし、ちゃんと塾に来るだろうか…
Tは、
約束した授業の時間には遅れずにやってきた。
出した課題(宿題)も、半分以上やってきていた。
授業中は、Kの指示を守って、もくもくと勉強をしていた。
何とか、3年に進級することができた。

前々から思っていたのだが、Tは勉強が嫌いなだけで、できないわけではない。
やらせれば、かなりの理解力を発揮し、出来るようになるのだ。
しかし、「勉強が嫌い」なのである。

そしてTには、大学受験という壁が待ち構えていた。

つづく。
posted by MJ at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月22日

やる気のない生徒@



もう時効だから、本人に断りなく、記事にする。
どうせ、このブログなど読まないだろうし(笑)
現在、たしか、23歳、社会人。

Tは、身長180を越える、モデル系の男子だ。
初めて担当したのは、公立高校受験直前だった。
受験直前だと言うのに、Tは、どうにもやる気が起きないようで、学生講師が困り果てていた。
「もう、俺らでは無理っす。室長(当時のK)、どうにか気合入れてください。」
2月になってからだった。
(公立高校の試験は2月20日ごろ…おいおい、今更やる気がないって…)

やる気の起きない生徒に対して、Kはこのような態度にでることにしている。
「やる気がないなら、やらなきゃいい。」と。
つまり、何もやらせないし、何も教えないのだ。
「宿題? やらないなら出さなくていいよね?」
「授業も、来たくないならキャンセルしようか?」
「いいじゃん。受験、落ちても。やらないなら仕方ないよ。」

普通、講師なら
「がんばろう。あと少しだ。」とか
「これは、やらないと落ちるから。」とか
「やりたくない気持ちもわかるけど、将来考えたら、今、勉強したほうがいいよ。」とか
言う。
が、それで効果が出る生徒ばかりではない。

自分に対して甘い生徒や、周囲が無意識に甘やかしてしまった生徒には、Kのような態度のほうが効くことが多い。
見捨てるのだ。
もちろん、本当に見捨てはしないが。
賭けでもある。
「こいつには、甘えは通用しないな。」
「この大人は、マジでやばいぞ。」
と本人に思わせることが大切である。

なめられていてはこの仕事は出来ない。
まず、初対面からの短期間(2ヶ月以内)に、講師に信服させられるかどうかだ。
全面的な信頼を得られなければ、思考回路の移植などできない。

つづく。
posted by MJ at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月20日

教え方、人それぞれ


教え方は講師の数だけ存在する。
どんな教え方が合うかは…
体験してみることだ。

中3平方根の導入
 平方根、ルート、√である。
現行のカリキュラムでは中3で習う内容だ。
教科書を御覧になった方はわかるかもしれないが、
最初は「平方根とは??」という概念の話だ。
面白いわけないじゃん…大人でもよくわからない「無理数」とは?
無理数をきちんと定義できる方、どのくらいいらっしゃるでしょう??

 そこで、Kは、概念をすっとばす。
(後でやりますけど)
 まず、計算から入る。
√3×√2=√6 や 2√2+3√2=5√2 といった具合に、平方根の計算の初歩は易しい。
中3の内容なのに、スラスラ解ける…って気分がよいのでは?
 平方根の四則計算に手馴れてきたころに、概念を導入する。
完全に理解できなくても、なんとなくそういうものなんだな…
でもいい。
(完全に理解するには、高校生、もしくは大学へ行ってから勉強してください(笑))
今まで扱ってきた√に一定の意味をもたせる。
 このように、導入の順番を変えるだけで、苦手意識を取り去ることが可能だ。



中2図形の証明問題の導入
 中2内容の中で最難関とも言われている「図形の証明」。
図形の合同を証明するものだが、まず、「証明」って何?
 日常、「証明」と言う言葉は使うこともある。
しかし、数学の中で、それがどんな意味合いを持つのか、
中2にとっては、難しいところである。

 そこで、Kは、たとえ話を使う。
 「○○駅前のスーパーで、今日、強盗が入ったとしよう。」
この一言で、
生徒は「ん? 数学なのに何の話だ?」と話を聞く体制に入る。
 「キミは、その強盗を探す、探偵になってくれ。
  ここに、犯人の遺留品がある。毛髪、足跡、指紋だ。
  容疑者が2人いるが、どうやったら、犯人か特定できるかな?」
と問いかける。
たいていの中2は、
犯人をどうやったら特定できるか、楽しんで考えてくれる。
…とここまでが、導入のたとえ話だ。
このたとえ話から、図形の合同の証明に持っていく。
どのようにつなげるのかは企業秘密(笑)。
みなさんで考えてみてください。

難しいことを難しく説明するのは素人である。
プロならば、わかりやすく、明快に説明できるはずだ。

ですよね、MJ?
posted by MJ at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月19日

勉強させたがる親御さんへ



塾の仕事をやっていると、
「成績をあげてくれ。成果を出してくれ。」という要望に次いで、
「勉強させてくれ。」という要望が多い。
塾に望むこととして当然だ。

が、親御さんが望まれている「勉強」と、MJやKが考えている「勉強」にズレがあることも多い。
例えば、
「宿題を多くしてほしい」
「宿題以外に、家でやる課題を指示してほしい」
「毎日、机に向かって勉強している姿をみたい」
「週2回塾に行っただけで、大丈夫ですかね?」
など。
親として当然である。

が、批判覚悟で言い切る。
それは、親のエゴである。

子どもが勉強している姿を見て安心したいのでは?

本当の学力・思考力は、ドリルをこなせばつくのだろうか?
分量をこなせば、自然とつくのだろうか?

一定時間以上、机に座っていることは、
「忍耐力を養うもの」だとご理解いただきたい。
決して、学力・思考力が育つのではないのだ。

事実、ここ横浜トータルアカデミーの授業では、
30分もすると生徒は廃人のようになる。
フラフラになるのだ。
MJの現代文や英語の授業は、本当に容赦がない。
MJが納得のいく理由を答えるまで、絶対に許さない。
条件に見落としがないか。
考え方は、以前教えてもらった通りなのか…
そのとき生徒の脳みそは、フル回転している。
そんな脳の興奮状態を30分も続けると、集中力が切れる。
それだけ脳みそを使った証拠だ。

Kの授業も同様だ。
矢継ぎ早に質問が飛び、
計算しているそばから「遅い!」と焦らされ、
カンペキな解答を要求される。
場合分けが足りないと指摘され、
答えが違うが、どこが間違っているか教えてくれない、
なぜ、その解法を使ったのか、理由を聞かれる…

分量・時間を多くしたいという方は、集団授業のスパルタ塾へどうぞ。


横浜トータルアカデミーは、最小限の時間で、最大限の能力が発揮できるように鍛えている。

本当に、脳を使うと、短時間でものすごく疲れるのだ。

posted by MJ at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月17日

驚異の中学生B



中3になってからのSの授業は、まるっきり高校生のようだった。
扱ったのは、英検準2級用の教材、TOEIC Bridge など。
単語・文法ともに高校生レベルを要求した。
が、Sは、ついてきた。
それも苦しむことなく。
英語を理解するときの原則は何なのか、
何を優先して考えるべきなのか…
ということを2年間、徹底してきたからだと思う。
つまり、MJやKの「思考回路」の移植に成功したのだ。
「思考回路」の移植さえうまくいけば、あとは、勝手に伸びる。
知識は、おのずと増えていく。
もう、Sは大丈夫だ。

中3のときは、英語の勉強を楽しめたように思う。
その結果として、11月に大学入試センター過去問での驚異の正解率だ…
別にセンターを目標としていたわけではない。
「ためしに…」
と思って、まあ、遊び半分でやってみたところ、これである…

その後、Sはその力を温存したまま、推薦で希望する高校へ入学した。
「先生、高校では、一人でやってみます。」
Sは力強く宣言して、塾を去った。
そうだ。
S、きみには、もう私は必要ない。
きみには、知識ではなく、思考回路を移植したのだから。
それを使いこなせれば、何も怖いことはない。

近い将来、
「驚異の中学生」が「驚異の大学受験生」として現れてくれる日を待っている。
そして、その「驚異の大学受験生」に負けないようにKも日々成長しなければ…と思っている。
今度は、対等に勝負だ!

終わり
posted by MJ at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

10月18日日曜日の開放時間


10月18日日曜日は、14時〜20時で教室を開放します。

久々のMJでした。

副室Kの記事は面白いですね。

私と違って・・・



posted by MJ at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

驚異の中学生A



中1、冬。
学校で使用している教科書(プログレス21)は予習済み。
ワークも単語も、Sは自力でやっている。
学校のテスト対策は、ほとんどしていない。
テスト前日に、基本文の完全英作文ができるかのテストをしただけである。
横浜トータルアカデミーでは、
疑問文に対する応答。
主格・所有格・目的格などを文の意味から決めるのではなく、品詞から判断する方法をマスター。
やはりSは楽しいらしく、授業中ニコニコしている。

中2、春。
S、Vだけではなく、OもCも導入した。
→つまり、文は、必ず5文型のどれかになるということを意識させた。
特に、SVOOとSVOCはうるさく言った。
単語の意味ではなく、1番目に考えるのは品詞からの判断であると。
その後、Sはあらゆる文に、S、V、O、Cを入れることに熱中していた。

中2、夏。
等位接続詞(and、but、or)への注意を高める。
品詞の理解なくして、等位接続詞は語れまい。
その他もろもろの英語独特のルールを示したが、抵抗ない様子。

中2、冬。
英検3級対策。
不定詞・分詞・関係代名詞は未習。
並べ替えも4択も、まずは品詞からの判断方法を伝授。
長文は、不明単語を類推しながら読んでいく訓練。
わからないからと言って、途中で投げない練習である。
難なく3級クリア。

中3、春。
不定詞0.5コマ。(普通は2コマ)
※ちなみに、一般の講師なら4コマかかります。
MJとUとKならカッコ内のコマ数で終了します。
分詞0.5コマ。(普通は1コマ)
関係代名詞1コマ。(普通は2コマ)
ほか、中3終了時までの未習文法をいっきに解決。
というのも、文型判断が出来、品詞による説明に耐えられるからだ。
(「伊藤和夫」ってすごい!!)

ここまでの指導過程で、お気づきだろうか?
単語・熟語の詰め込みは、学校のテスト対策以外していないのだ。
暗記は、教科書の基本文だけだ。

MJもどこかで書いていたが、英語が得意なヤツはみな、
教科書が暗誦できる。
無意識のうちに、英語の語順のルールを覚えてしまうのだろう。


つづく。
posted by MJ at 14:41| Comment(0) | TrackBack(1) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月15日

驚異の中学生@



彼女は、通称S。
現在高校2年生だ。
彼女が中学3年のとき、
大学入試センター試験過去問(英語)において、驚異の正答率をあげた。
最後の長文で、6問/8問中。
短文で、4問/5問中。
などを連発したのだ。
文中に不明単語が20個以上あったにもかかわらずだ。
まぐれではない。
そして、彼女は決して「天才」ではない。
(もちろん、できるほうだが)
では、なぜ「天才」ではないSが、このような状態になったのか…
それは、「伊藤和夫」のエッセンスによるのである。

Sは、中学1年から、ここ横浜トータルアカデミーで英語・数学をやっていた。
英語も数学もKが担当していた。
Sは、丸暗記や計算問題が苦手だ。
しかし、講師の手順を真似することは得意だ。
順番に思考を重ねて正解にたどり着くことが好きだった。
また、新しい知識を得たり、できるようになったりすることに非常に喜びを感じるタイプだった。
いろいろなことを面白がってくれるので、
中学内容を軽くオーバーし、定理の根本や厳密なルールを導入した。
まるで高校生に接するように授業をしていたように思う。
数学も中3で、トレミーの定理やヒポクラテスの定理の証明に取り組んでいるが、
今回は、英語の指導の軌跡を示していく。

中1、5月。
早くも、品詞に言及している。
Sは国語が得意だったため、品詞についての基礎知識もあり、理解が早かった。
動詞・名詞・形容詞・前置詞…などを定義し、日本語とのリンクをはかっている。
そして、日本語と英語の語順の違いについて意識するようにしている。

中1、夏休み。
オー・ヘンリーの短編の和訳を扱っている。
(学校の宿題でもあった)
翻訳されたものと、英文を照らし合わせる。
不明単語ばかり。
単語の意味はすべて教える。
ここで注目していたのは、1文には必ずS(主語)とV(動詞)があるということ。
そして訳は、「Sが(は)…Vする」という形に当てはめることを徹底した。
こののちから、文中から必ずSとVを探すようになる。
そして、長い文は「かたまり」(句や節)にわけるようにした。
SやV、スラッシュを楽しそうに入れていた。

つづく
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2009年10月14日

英語は暗記ではないA



正直、「伊藤和夫」は難しい。
ネット上でも賛否両論ある。
MJは「東大合格者の半数は、伊藤和夫派だよ。」と言っていたが…
人によって合う・合わないはあるのかもしれない。
しかし、Kと同じような悩みを持っている人にはおススメだ。
つまり、単語や熟語を暗記したのに、長文が解けない…という人だ。

ただ、この「伊藤和夫」を現役高校生が、自力で理解するのは非常に困難と思われる。
最初の数ページで、「????」となる。
「伊藤和夫」が何を伝えたいのか、正確な意図をつかめずに終わることが多い。

…むずかしい単語の意味さえ分かれば、それをどうつなぐかは「カン」と「想像力」の問題だと考えている人が多いのである。
 正確な意思伝達を目指す言語の基本が、個人によって異なるカンや想像力であってよいはずはない。実は、やさしいと思われている「働き」中心の単語こそ重要でむずかしいのであり、意味を中心とする単語をそれらが一定の約束に従って縫い合わせるところに文章の不動の意味が生まれるのである。…
(英文解釈教室より)

Kは、感動したのだが、みなさんはどうだろうか?

そこで、MJやKは、「伊藤和夫」のエッセンスのみを凝縮し、
かつ、現役高校生でもわかるようなスモールステップで授業を展開していく。
授業中の口癖。
「まず、構文とって(文中にS、Vや/、まとまりにカッコをつける)」
「どうしてそれをSと決めたの?  単語の意味以外の理由は?」
「Vにする候補は、3つあるけど、どうしてその単語がVだと思ったの? 意味じゃないよね?」
「この句は、副詞句? 名詞句?」
「このthat は、4つの役割のうちのどれ? そう決めた理由は?」
「意味が似ている単語の4択って、どうやったらできるの?」
「文頭からピリオドまで、読み返さない。一読。」
「で、この文、何言ってるかわかる? 和訳じゃなくて文の意味。」
「和訳と意味って違うよね。」
「英文→映像→その映像を表現するのにぴったりの日本語の順番だよ」

中学時代に英語が5段階で3以上あった生徒は、この授業を半年も続ければ、長文読解に抵抗がなくなる。
むしろ、初見の長文を読みたがるようになる。 

「伊藤和夫」の著書が読めなくても、エッセンスを理解することはできるのだ。
そして、このエッセンスは、何も高校生にだけ通用するものではない。

次回、驚異の中学生登場。

つづく

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2009年10月13日

英語は暗記ではない@




Kは、数学が専門なので、英語の担当・指導はめったにしない。
(MJもいることだし)
ただ、例外的に、大学受験用の英文解釈・長文読解だけはやる。

自分が大学受験するときに、英語長文は苦手であった。
しかし、横浜トータルアカデミーで勤務するようになり、
MJとUという講師が絶賛する参考書に出会い、目からウロコが落ちた。

MJの記事でもお馴染み「伊藤和夫」だ。
「英文解釈教室(基礎編)」 「英文解釈教室(ベスト版)」 「英文法のナビゲーター上下」 「英語総合問題演習」 「新・英頻 英文法問題集」をやった。
もし、この著書に出会っていれば、現役当時あんなに苦労しなかったのに…

大学受験勉強をしていた当時、英単語帳2冊分、熟語帳1冊、英語頻出問題総演習(桐原の英頻)、が、ほぼカンペキにKの頭には、入っていた。
模試、過去問等で、わからない単語は、ほとんどなかった。
にもかかわらず、英語の偏差値は55〜65と不安定かつ低かった。
やってもやっても、不安定のまま。
自分では原因をつかめないまま、受験勉強を終了。
「英語は苦手なんだな。やってもできないんだな。向いてないんだな。」

ところが、である。
Kの勉強法は、間違いであったのだ。
「伊藤和夫」を読み進めていくうちに、当時、疑問に思っていたことが、はっきりとしてきた。

英文の意味は、なぜ、解答のように、ただ一通りに決まるのか。
わからない単語がないのに、英文の意味をとらえられないのは、なぜか。

高校の教師に上記の質問をしたとき
「なんとなく。ニュアンスでわかんない?」
「練習不足じゃないの?」
と返答され、感じた違和感、不信感。

しかし、「伊藤和夫」には、明確に、論理的に英文を解釈する方法が示されていた。
MJとUが言っていることは、間違ってなかったんだな。

ただ、高校生のとき、「伊藤和夫」の英文解釈方法が、果たして自分ひとりで理解できたのだろうか…

つづく

posted by MJ at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月12日

公立トップ校での挫折A



Kがとった秘策(笑)

まず、時間の使い方。
@部活後の帰宅は7時過ぎ。9時〜12時まで寝る。
→体力回復のため。疲れた頭には何も入らない。
A12時に起きて、朝4時まで勉強時間を確保。
→深夜のため、静か。
B4時に寝て、6時起床。
→ノルマが早く終わった場合は、もっと早く寝るが。
C足りない睡眠時間は、学校の授業中に確保。
→Kは、現代文とリーディングの授業を全部寝ていた。
D単位が取れる程度に計算して(曜日に偏りがないように)休んで寝る。
→よく親が黙認してくれてたな…
これにより、1日4時間の学習時間を確保。

つぎに内容等の工夫
@暗記モノ(英単語・熟語・漢字・古単語など)は、電車通学の行き帰りのみで覚えきる。
→ダラダラやっても覚えきれず。短期決戦。
A英語文法、数学、古文に関しては、完璧に近い形で予習。
→授業では、答え合わせ・確認程度。
 聞きたい解説のみ聞き、聞く必要がない部分は、先生を完全に無視。
 予習を進める。
B定期テスト勉強は、ほとんどしない。
→赤点さえ取らなければよい。入試は範囲など決まっていない。
C受験で使う科目を、高2の頭で決定し、不要な科目は捨てる。
→科目というより、目標大学かも。思い切った大学名を挙げる。
D受験で使う科目を決めるときに、好き嫌いではなく、効率の良さで決める。
→理科・社会の選択時に、自分の特性と照らし合わせて決める。
 Kは、暗記力に自信があったため、生物・世界史の組合せにした。

結果。
高1・高2では、教師からの評価は最悪…(笑)
高3、大手予備校の模試での結果を得ることができた。
5月に受けた模試では、横浜国立大学教育学部(Kの第一志望校)
A判定。
教師たちは手のひらを返したように、熱心に東大受験を勧めてきた。
(東大なんて恐れ多い…もちろん、考えすらしなかったが)
あれ?
私、赤点ぎりぎりの問題児じゃありませんでしたっけ?

MJの記事に「得るものと、失うものについて」というものがあった。
時間が有限である以上、「あれもこれも」ではうまくいかない。
自分にとって何が重要なのか、優先するべきは何か、という信念を貫くことである。
Kは、高校での評価と睡眠時間を捨て、大学現役合格を得た。

天才でも秀才でもないのなら、何かを得るためには、何かを捨てよ。

posted by MJ at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 副室Kの言いたい放題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月11日

2009年10月のお知らせA



 先日、横浜トータルアカデミー主催MJが、体調不良とお伝えしました。

 10日の土曜日に検査結果がわかりました。
胃潰瘍というのは誤診で、実は十二指腸潰瘍&神経性胃炎だったそうです。
 胃潰瘍に対しての薬を飲んでいて「まったく効かない…」と愚痴をこぼしていましたが。
 やはり、違っていたのですね…

 今回は、薬が効くらしく、体調もよくなっているようです。
MJファンの皆様、ご心配をおかけしました。

 授業と室長としての仕事は、明日から完全復帰します。
ブログまでは、難しいようですね。
 
 というわけで、しばらく、副室長Kがブログ更新を担当します。


posted by MJ at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする